1日のフード量計算はこちら

たくさんのフードやSNSの情報によって、今や犬のどんな情報も簡単に手に入れることができます。
愛犬家の皆様も一度は目にしたことがあるかもしれませんが、1日に必要な愛犬のカロリーを計算したことがありますか?
私は以前、愛犬がフードを食べなくなるまでカロリーはおろか、1日に必要なフードの量など考えたことがありませんでした。
家にある適当なお皿に、使っていない小さめのコップでフードをすくい、夕方無くなっていたら同じ量与える・・そんな風にしていました。
今考えると、犬は食べすぎていたのだと思いとても反省しています。
そこで私の犬のような状態にならないよう、犬にとって1日にどのくらいのカロリーを摂取したらいいか実際に計算してみようと思います。

まずはライフステージごとの活動指数の表をご覧ください。
年齢と去勢の有無によって違いますね。




上記の指数をもとに次の計算式に当てはめていきます。

(体重×30+70)×指数=1日に必要なカロリー
例えば体重5kg、7歳の去勢済みのわんちゃんでもぐもぐdogを食べている子で計算をしてみます。
もぐもぐdogベーシックは100g=360kcal
(5×30+70)×1.2=264kcal
1日に必要なカロリーは264kcalとなり、264÷360×100=73g
1日に食べる量は73gとなり、1日2回に分けてフードを食べる場合1回あたり36gが適切な量となります。


36gを10cm四方の正方形のお皿にいれるとこのくらいになります。
意外と少ないと思った方もいらっしゃるかもしれませんね。
ただし、お散歩をたくさんする子やドッグランなどでたくさん遊んできた子は変動しますし、
体格や体質、被毛の長さによって消費エネルギーが変わりますので
神経質になりすぎず、あくまでも目安として計算してみると良いかもしれません。
愛犬の運動量と年齢に合ったフード量で、愛犬の健康を維持していけたら良いですね!

ドッグフードの与え方
1日に何回あげたらいいの?と迷うことがあるかもしれませんので、年齢別に大まかに分けてみようと思います。

◎子犬◎
消化器官が未発達のため、1回に食べることができる量は少しです。
そのため1日の給与量を3~4回と細かく分けて与える方がいいかもしれません。

◎成犬◎
一般的に朝と夕の2回に分けて与えることが多いです。

◎シニア犬◎
食欲が低下したり歯やあごの力の衰えによって、1回に食べることができる量が少なくなってきます。
そのため1日の給与量を2~3回に分けてあげることがいいかもしれません。

ドッグフード量が適切か確認する方法
・定期的に体重を量る
・ボディラインをチェックする(BCS=ボディコンディションスコア)
BCS1・・肋骨、腰椎、骨盤が外から容易に見える。触っても脂肪がわからない。
BCS2・・肋骨が容易にわかる。上から見て腰のくびれや腹部の吊り上がりも顕著。
BCS3・・過剰な脂肪の沈着なし。上から見て肋骨の後ろに腰のくびれが見られ、横から見ても腹部の吊り上がりが見られる。
BCS4・・脂肪の沈着はやや多いが肋骨は触れる。上から見て腰のくびれは見られるが、顕著ではない。腹部の吊り上がりはややみられる。
BCS5・・厚い脂肪に覆われて肋骨は容易に触れない。腰椎や尾の付け根にも脂肪が沈着。腰のくびれはないかほとんど見られない。
腹部の吊り上がりはほとんど見られないか、むしろ垂れ下がっている。
・ダイエットをしている子は、かかりつけの獣医師さんに愛犬の体調をチェックしてもらいながら進めていくといいと思います。

愛犬とコミュニケーションをとりながら楽しみながら、健康をチェックするとより絆が深まるかもしれませんね。